ウエディングドレスは購入とレンタルどちらがお得か
結婚式の華である新婦のウエディングドレスですが、用意するときに悩むのが購入するかレンタルするかという二択です。
この違いは式が終わったあとそのドレスを自分の手元に残すことができるかどうかということですが、かかる費用の総額で見てみるとそれほど変わらないということもよくあります。
同じくらいの費用で手元にドレスが残るなら購入した方がお得のようにも思いますが、普通のパーティードレスならともかくウエディングドレスというのはおそらく二度と着ることはない衣装ですので手元においておいても記念品という以外の役目はありません。
中世など過去のヨーロッパ地方などではウエディングドレスを代々受けついで自分の娘や孫に着せるという文化もありましたが、ファッション的な流行が激しく移り変わる現代においてはそうした使いかたは現実的ではありません。
後の処理が面倒ということでレンタルを選ぶ人が最近では増加していますが、だからといって購入をすることに全くメリットがないというわけでないのです。
購入をしたときどんなメリットがあるかということを知っておき、その上でレンタルにするかどうかを決めてみてもらいたいです。
オーダードレスなら希望のデザインを選べる
まず購入とレンタルで最も大きく違うのが、選ぶことができるドレスの種類の多さです。
最近はセミオーダー式のレンタルができる会社も出てきていますが、基本的にはドレスをレンタルするときには既成品として存在しているものの中から選ぶことになります。
結婚式が集中しがちな時期や大人気のブランドドレスともなると希望の時期に品物がなくなってしまっていることもよくあり、そうしたときには一番着たかったものではないもので妥協してしまうこともあります。
その点購入を前提にドレスを選ぶと自分の希望にぴったりあったものを使用することができるので理想的なウエディングにしていくことができます。
またレンタルの場合試着をしてからサイズ直しをするのですが、フルオーダーならそうした「直し」ではなく自分の体にピッタリあったサイズのものを最初から使うことができます。
ここ近年ではウエディングをレンタルする人が増えたことにより、既成品として作られるドレスの多くが直しを前提に作られているので、そこにデザイン的な制限ができてしまうこともあります。
購入するドレスならそうした「次回利用」を意識することなくデザインができるので、全体的な仕上がりも不自然さがなく「世界に一着の自分だけのドレス」という特別感が得られます。
購入後のデメリットもうまく利用していく
反対に購入をすることのデメリットとは何かを考えてみます。
まず最もネックとなるのが式が終わったあとのドレスの置き場所です。
ウエディングドレスは独特の形状をしていることから、一般的なドレスよりもかなり置き場所がかさばります。
十分に広さのある部屋ならともかく、一般向けの住宅ならそれだけでかなり収納を塞いでしまいます。
そこで購入をしたあとのドレスについては長年保管をしておくということは少なく、リメイクをして別の洋服にしてしまったり、他の人に売却してしまうという方法がとられます。
自分でリメイクするとなるとちょっと難易度が高いですが、上手い人になると小さなサイズにして子供のための衣装にしてしまうということもあります。
売却に関しても最近はフリマアプリなど簡単に欲しい人を探すことができるツールがあるので、案外簡単に売却ができるでしょう。